せわのわ訪問看護ステーションの看護師・稲澤です。
8/24(月)に、いつもお世話になっている『TOWN訪問診療所』の宇都宮先生が座長を務めたイベントに〈オブザーバー〉の1人として参加をさせて頂きましたので、そのイベントのレポートをさせて頂きます。
(宇都宮先生をはじめ、イベント運営をされたスタッフの皆様方、大変お疲れ様でした!)
イベントの概要はこちらとなります↓
タイトルは、
「第一回 ここまでできる! 在宅で行う創傷ケア・フットケア」
となります。
イベントの会場は、リアルスペースではなく、withコロナの時流にも乗ってWeb会議アプリ『Zoom』を利用したものでした。
参加時点で250人近くの方からの応募があり、イベント当日も200人以上の在宅での医療・介護に関わる専門職の方々、看護師・介護士・ケアマネージャーが参加されていたそうです。
そのような参加者構成だったこともあり、あまり医療的な専門用語に寄りすぎることはなく、コメディカルの方々にも分かりやすいように説明をされている様子は印象的でした。
私はオブザーバーとして視聴者の目にうつる場所で参加させて頂いたのですが、他のオブザーバーの方々が訪問看護の大ベテランの方々ばかりで、「なぜ私(なんか)がここに…」と身震いしておりました。
当日の質疑応答でも、他のオブザーバーの方々が理路整然とお話をされる様子を尊敬の眼差しで眺めるばかりで…(汗)。
では、当日のイベント内容について、簡単にではあるのですが一部抜粋しながらご紹介をしてまいります。
▼フットケアに関する基礎知識
フットケアが必要とされる、下肢障害が起こる原因(要因)は大きく3つ。
・虚血
・感染
・圧力
在宅においてはそのどちらも可能性として挙げられるので、視診・触診の際の判断のポイントや、その後の対応方法について紹介をしておりました。
▼糖尿病のリスク
在宅において、糖尿病を持たれている方がイメージしているよりもはるかに多く、また、それを放置してしまっている方もまた多いのが実情です…。
糖尿病は血管閉塞や神経障害のリスクを増大させ、そこから下肢障害に繋がっていくことも多いです。
本人は自覚をしていない、あるいは自覚をしても無視している「隠れ糖尿病」の方の「隠れ下肢障害」は要注意となります。
▼医療職と介護職との連携
ご利用者自身や介護職の方も、足の乾燥やむくみといった症状には気づくことはできるのですが、先に挙げた「糖尿病」や「神経障がい」といった医療的なリスクを見落としてしまうことがあります。
これを防ぐためには、医療・介護間での密な連携と情報共有が必要だと私は思います。
特に医療者側が心がけないといけない点としては、
・専門用語を多用しない
・現在の状態になっている根拠を伝える
・注意すべきポイントを明確に伝える
といった点が大切だと感じています。
私自身も、コメディカルの方とのコミュニケーションの至らなさをこのセミナーを通じて気付かされる思いでした…。
また、
「もしフットケアが必要だと判断されるが、ケアプランにフットケアが入っていない場合はどのように対処をするのか?」
といった質問に対して、緊急性に応じた対応の場合分けの説明なども、大変勉強になる内容でした。
※こちらは他のオブザーバーとして登壇されていた株式会社ソフィアメディの看護師・渡邉先生がお話をされていました(すごい!)
以上、時間としては30分程度のごく短い勉強会だったのですが、かなり盛りだくさんの内容でした。
メインで説明をされていた『TOWN訪問診療所』理事長の木下先生は、コンパクトに要点をかいつまみつつ、イラストを使いながら教えて頂いて、とても分かりやすい内容でした。
※遠い昔の看護学生時代にこのような講義を受けたかったな…と。
やはりこういった勉強会に参加をすると、新しい知識の獲得に繋がることはもちろん、同じ在宅といったフィールドで働く他の事業所の方々のお話を聴ける点は自分にとっても良い刺激になったと思います。
第2回の勉強会を開催されるそうですので、そちらも是非参加させて頂こうと思います!
看護師 稲澤